2ランホームランで先制した後はランナーを出すことができなかったが、3回が終わった時点でスコアは2-0と、まずはオイスターズが2点をリードした。

ところがそのリードもつかの間、直後の4回表、ピッチャーの制球が乱れピンチに陥る。この回の先頭打者にホームランを浴びた後、続くバッターに連続フォアボールを与えてしまいノーアウト1、2塁。後続を抑えてどうにか2アウトまでこぎつけたものの、最終的には長打を浴びてしまった。


先制した直後に逆転されるという嫌な展開に、チームのムードがやや悪くなりかけていた。そんな雰囲気を察した宮野が、すかさずベンチから声を出す。


「落ち着いていこう!ここを抑えれば逆転できる!」


マウンドに集まっていた野手たちは、ベンチにいる宮野のほうを向きうなずいた。そして冷静さを取り戻したピッチャーは次の打者を打ち取り、さらなる追加点は許さなかった。この時点でのスコアは2-3、オイスターズ1点のビハインドとなった。


その後は両チームともに投手陣が安定し、追加点を奪えないまま終盤に差し掛かる。宮野に出番が回ってくることもなかった。しかし宮野は、ベンチにいても声を出すことで試合に参加していた。


そしてそのまま試合は進み、あとは9回の攻防を残すのみとなった。

(つづく)


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